長期化するイラン情勢の緊迫化。先行きが不透明で、静岡県西部を走るローカル鉄道も苦境が続いています。
県西部のローカル鉄道・天竜浜名湖鉄道。
天竜二俣駅は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場する場所のモデルで、ファンにとっては“聖地”としても知られています。
天竜浜名湖鉄道の車両はディーゼルエンジンで走るため、燃料には軽油を使っています。
1日の使用量は約2000L。
イラン情勢の緊迫化でこれまで1L当たり80円台だった軽油は一時、140円台まで上がりました。
天竜浜名湖鉄道・松井宜正 社長:
軽油で走っているので、燃料費が上がるということは経営に対して非常に大きな痛手になっている
追い打ちをかけたのがエンジンオイル不足です。
車両のディーゼルエンジンを維持する上で不可欠なもので、一時は減便を検討するほどの状況にまでなっていたといいます。
天竜浜名湖鉄道・川島優一 車両係長:
少ない時はこのドラム缶1個だけの状態でしたが、そのあと仕入れ先から「確保できた」と。ここにある量を確保できた
取引業者の尽力や他県からの支援で在庫は7缶に。
また、オイル交換の期間も通常の45日ごとから90日ごとに延長し、この先半年は通常ダイヤで運行できる予定です。
ただ、その先の見通しはたっていません。
天竜浜名湖鉄道・松井宜正 社長:
今後(オイルの)発注については、なんとかするという返事は(仕入れ先から)もらっていて、そこに期待しているが、とにかく早くこの問題を解決してほしい
先行きが不透明なイラン情勢で、地域住民の生活を支えるローカル鉄道も苦境が続いています。