仙台市宮城野区では5月14日、高校生を対象にした合同企業説明会が開かれました。近年、高卒者の県外就職が増加傾向にあり、宮城県内企業からは人材確保の難しさを訴える声も聞かれました。
合同企業説明会には、県内外から参加した30の企業・公官庁がブースを設けました。
会場を訪れた高校生たちは、それぞれのブースで仕事内容の説明を受けたり、作業を体験したりして、職場への理解を深めていました。
参加した高校生
「体験することで話だけじゃなく、体に伝わる企業の熱意が伝わってきて、こういう場所にくるのもいいなと思いました」
近年は少子化や人手不足により、高校生の就職活動も学生側の「売り手市場」になっています。
宮城労働局によりますと、今年3月に卒業し就職した高校生のうち、「県外企業」を選んだ学生の割合は26.4%となり、直近10年間で7ポイントあまり増加しています。
参加した高校生
「県内か県外か本当に悩んでて、どうしようかなって。県外は給料もよかったりするから、魅力的だなと思う」
イベントに参加していた宮城県内の土木関係の企業も、年々若手の人材確保が難しくなっていると語ります。
徳和工業 藤岡良太総務課長
「なかなか県内採用は難しくなってきている現状はある。仕事内容もそうですが、福利厚生もしっかり備えて新しい社宅も用意したので、働きやすい環境を作っていこうと考えている」
一方で、高卒者は大卒者と比べ、離職率の高さも課題となっています。
説明会を主催した高校生の就職活動を支援する企業は、待遇だけではなく職場環境に目を向けることも大切だとして、今後もイベントを通じ、企業と学生のミスマッチを解消していきたいとしています。