映画などで空前の大ブームとなっているアニメ「鬼滅の刃」。島根県奥出雲町では鬼滅ブームに沸く意外なスポットがあった。

(竹下記者)

「作中で主人公が使っている日輪刀。その刀に似ていると話題の刀がこちらです。」

奥出雲たたらと刀剣館に展示されている「月下の笹」。奥出雲のたたら製鉄により生まれた「玉鋼」を使って造られた日本刀。黒く輝くこの日本刀が主人公炭治郎が使っている刀に似ているとSNSなどを通じて話題になっている。

(観光客)

「黒いですね。イメージ通りですね。」「アニメで見たときと同じで真っ黒でびっくりした。」

(記者)「映画見た?」(子供)「うん。おんなじくらい鋭い」

「月下の笹」は今年2月から展示され、映画が公開された先月は前年同時期の2.5倍、約2000人が訪れた。

(奥出雲たたらと刀剣館・石原敦子さん)

「小さいお子さんを連れた家族連れの方がとても多くなっている印象です」。

思わぬブームにうれしい悲鳴。さらにこんなところも・・

(竹下記者)

「水の呼吸、壱の型水面斬りを誰かが練習したんでしょうか?大きな岩に大きな割れ目が入っています。」

奥出雲町の渓谷・鬼の舌震にある「鬼の試刀岩」。鬼が刀の試し切りをしたという伝説のあるこの岩、中心部分がまるで刀できったように2つに割れている。アニメでも主人公が剣の練習で大きな岩をきるシーンがあり、その岩に似ているとこちらも話題になっている。

(観光客)

「やっぱり迫力が違いますね。これを切ったんだという想いが伝わってくる。」

奥出雲町ではコロナの影響で一時3割にまで観光客が落ち込んだが、鬼滅ブームもあって今では8割まで戻ってきたという。

(奥出雲観光協会観光コーディネーター・日野由加里さん)

「この鬼滅のブームに乗っかって、日本全国に奥出雲の魅力をしってほしい」

空前の鬼滅ブームが奥出雲町に思わぬ効果。さらなる地元観光の火付け役になることが期待されている。