『松橋事件』の再審(裁判のやり直し)で無罪となった宮田浩喜さん(87)が29日午前2時59分、肺炎のため熊本市内の病院で亡くなりました。1985年、現在の宇城市松橋町で男性(当時59)が刃物で殺害された『松橋事件』で宮田さんは殺人の罪などで約9年間服役。その後、再審を求め去年3月、殺人の罪について無罪が確定しました。成年後見人の衛藤二男弁護士によりますと、宮田さんは1週間ほど前に体調を崩し、入所していた高齢者施設から熊本市内の医療機関に入院したということです。『松橋事件』をめぐっては捜査の違法性を明らかにしたいとして宮田さんが国と熊本県に対し損害賠償を求める裁判を起こしており、弁護団によりますと遺族が訴訟を引き継ぎ、期日通り11月4日に初弁論が開かれる予定です。