任期満了に伴い、現職と新人の一騎打ちとなった美作市長選挙。3月15日の投開票を前に、市の課題について考えます。

約1200年の歴史があるとされる湯郷温泉。湯原、奥津と並ぶ美作三湯の一つで、岡山を代表する温泉地として知られています。

このほか、毎年恒例となっている農村の風景を生かした田んぼアート。自動車レースの最高峰・F1グランプリの舞台にもなった岡山国際サーキット。にぎわい創出につながる特徴的な観光資源を持つのが美作市です。

しかし地域の活力は低下しています。6つの町と村が合併した2005年に約3万2000人だった人口は、現在約2万4000人と、20年で1万人近く減少しました。出生数の減少も顕著で、岡山県の分析では交通の利便性や産業の活力、市民の所得などが県内の自治体の平均より低く、結婚や子育てに影響をもたらしているとしています。

こうした現状を打ち破り、地域に活力を取り戻せるかが、大きな課題となっています。

美作市長選挙に立候補したのは届け出順に、現職で5回目の当選を目指す萩原誠司さん(69)、新人で元美作市議会議員の安東章治さん(67)のいずれも無所属の2人です。

(萩原誠司候補<無・現>)
「自分の原点に戻って経済産業省、旧通商産業省のコネクション、関係性を最大に発揮して市民に還元したい。残された人生の中でやってこなかったが、できることを力いっぱいやってみたい。強い経済をつくり厚い福祉をして人口減少に歯止めをかける」

(安東章治候補<無・新>)
「流れを変える。美作市の再起動。まず第一に医療の充実。これを欠かすわけにはいかない。教育の問題も欠かすわけにはいかない。一つの手法として小中の義務教育学校をつくる。もう一つは中高の一貫校を目指す」

投票は3月15日に行われ即日開票されます。

岡山放送
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