新潟市中央区で29日、会見を開いたのは新潟大学農学部の三ツ井敏明教授です。

【新潟大学農学部 三ツ井敏明 教授】

「NU1号は暑さに強いことが実証できたと思っている」

三ツ井教授が約20年の研究の結果、開発に成功したのは、コシヒカリの新しい品種『NU1号』です。

コメの中に含まれる酵素α‐アミラーゼが高温によって活性化され、デンプンの分解を促進するのを防ぎます。これにより夏の高温にさらされてもコメの品質が低下するのを防ぐことができるということです。

そして今年、刈羽村のコメ農家の協力を得て、初めて田んぼで試験栽培を実施。9月に1tあまりを収穫しました。

隣の田んぼで収穫したコシヒカリBLと比較した結果は…

【新潟大学農学部 三ツ井敏明 教授】

「高温被害粒はNU1号の場合5%。一方、コシヒカリBLの場合は19%とかなり高かった」

品質検査の結果、NU1号は高温で傷んだ粒の割合が5%にとどまったほか、整った粒の割合はNU1号が70%でコシヒカリBLを10%上回ったということです。

【新潟大学農学部 三ツ井敏明 教授】

「ぜひ、普及できたら」

期待が高まるNU1号。三ツ井教授は来年、複数の田んぼで栽培試験を行う予定です。