ムクドリの大群のフンや鳴き声による騒音が問題となっている浜松市の中心街で、27日、LEDライトでムクドリを追い払う実証実験が行われました。

LEDの光は効果があったのでしょうか。

夕方、現れた黒い大群。

ムクドリです。

山口順弘記者 「浜松市の中心街の街路樹の下は、人が座れるスペースになっているんですが、大量のフンが散乱してしまい、とても休憩できる状態ではありません」

中区鍛冶町の中心街では、10年ほど前から夜街路樹にムクドリの大群が集まり、市民や周辺の飲食店から苦情が寄せられています。

そこで市が10月から新たな対策として実証実験を始めたのが、「LED」を使った追い払いです。

「じゃあその木行きますね。」

眩しさに驚いたのか、飛び立つムクドリ。

全国でもほとんど例がないというこの方法は、東区の光学機器メーカーが提案しました。

パイフォトニクス・池田貴裕社長 「こちらの光は、このように25個の光を遠方に飛ばすことができます」

浜松城のライトアップも請け負っているこのメーカーによると、強い光を狙ったところに一直線に飛ばすことができ、明るさは一般の家庭用電球の100倍以上です。

池田社長 「単純にこのライトはすごく明るいので、太陽を見ているようにすごく明るい。人間には自然に見えますが、鳥からすると嫌がるような光」

しかし、しばらくたつと別の木に移る姿も…。

そこで投光器にAIを搭載し、ムクドリの数や飛び立つ方向などのデータを収集して、ムクドリが戻らないような最適な光の当て方を学習させるということです。

これまで街路樹を叩いたりすることで追い払っていた市にとっても期待が膨らみます。

浜松市・市橋良真さん 「光であてるというのは、木を傷めず、音も出さずに誰にも気づかれることなく追い払うことができるということで、非常に環境にも配慮していて、非常に優れているかなと思います」

市とメーカーは実験で得られたデータを分析し、LEDライトの追い払い効果を検証します。