安来市に主力工場を置く日立金属が大規模なリストラ計画を発表した。その数はグループ全体で3千2百人にのぼり、関連企業などで多くの人が働く安来市では影響を懸念する声が相次いでいる。

(安来市民)

「甥が務めている、多いですよ日立に関連した会社に勤める人も、心配」

人員削減の発表を受け安来市民からは不安の声が。安来市に特殊鋼の一大生産拠点を構える日立金属。27日、業績悪化による構造改革のため今年度と来年度の2年間で大規模な人員削減を行うと発表した。その数はグループ全体約3万5千人の従業員のうち約1割にあたる約3200人にのぼる。日立金属は国内に数十か所の拠点を構え、このうち安来市には日立金属安来工場や関連の2つの子会社合わせて3つの工場があり約3千2百人が働いていて、人員削減の対象に含まれている。ただ現時点でどの工場からどれぐらいの人員が削減されるのかは分かっていない。

(大坂記者)

「人員削減の発表を受け主力工場のある安来市では不安の声がきかれます」

(地域の人)

「日立と農業の街と言われるほど下請け会社がたくさんある。安来の街には。だから大変だと思う」「一番の大きな企業ですからね。家のまわりにはほんと日立の方がたくさんいる。いいぐあいにしてほしい」

先日就任したばかりの安来市の田中市長は。

(田中市長)

「むかしから企業城下町といわれるほど日立と関連企業に勤める人多い。安来の地に影響がないようにと思う」

また日立金属は安来工場と島根県内7つの企業で特殊鋼の強みを生かした航空エンジンの部品製作をめざしていただけに、そのプロジェクトにも水を差す格好になった。

(島根県産業振興課・大畑光延・課長)

「今後の影響について、今時点ではまったくわからない。日立金属とも今取り組む事業を着実に進めたい」

島根県は日立に対し必要な情報の提供を求めるとしている。