福島県福島市から車で約1時間のところにある、飯舘村佐須地区。
ここに、もともとは葉タバコの乾燥小屋だった古い倉庫を改築し、20年前に開店した農家レストラン「氣まぐれ茶屋ちえこ」がある。
切り盛りするのは、佐々木千榮子さんと娘のかおりさん。

60歳を前にして、お店を始めたという千榮子さん。山菜や郷土料理など、昔から食べていた伝統食を残していきたいという思いがきっかけだったという。

おすすめは5日前までに予約をすると食べられる「氣まぐれ膳」(1500円)天ぷらや煮物・小鉢などだいたい13種類。メニューは日替わりで、すべて手作り。
さらに千榮子さんは、こちらの農家レストランだけでなく、様々なものを手がけているという。
まずは、オヤマボクチを練り込んだ餅を凍らせてから、冷気の中で干して乾燥させて作る郷土食「凍み餅」の製造。千榮子さんは、18歳の頃からずっと作り続けているそうで、現在は「いいたて村の道の駅までい館」で販売している。
そして、もうひとつが「飯舘村のどぶろく」だ。飯舘村が福島県内初の「どぶろく特区」に認定されたのを受けて、製造免許を取ったという。このどぶろくは「道の駅いいたて」「道の駅りょうぜん」でも販売している。

店主の笑顔と飯舘村産の食材をふんだんに使った郷土料理を味わいに来てみてはいかが?

<氣まぐれ茶屋ちえこ>
飯舘村佐須佐須200
【営業時間】午前11:30~午後3:00
【営業日】木・金・土・日(※祝祭日は営業)

福島テレビ
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