宮城県石巻市の牧場では、畜産農家から預かった牛を夏の暑さから避けるための放牧が始まりました。放牧は10月下旬まで続く予定です。

牛の放牧が始まったのは、石巻市三輪田の市営河北上品山牧場です。この日は地元の9軒の畜産農家から、黒毛和種のメス、29頭が運び込まれました。

暑さに弱い牛は夏場に涼しい場所で過ごすことで、健康増進や出産への体力づくり、ストレスを軽減する効果があるということです。また、円安などの影響で高騰する飼料費の節約にもつながります。

この牧場では、去年、給水管の破損により放牧が中止されましたが、新たな給水管を設置したことから今シーズンが2年ぶりの牛の受け入れとなりました。

畜産農家
「去年が水道管の破裂で入牧できなかったので、また再開できてすごくありがたい」
「放牧することによって、牛が健康な状態にまた戻って、いい牛を産んでほしい」

放牧は、10月下旬まで続く予定です。

仙台放送
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