イスラエルの戦時内閣の一員が、パレスチナ自治区の戦後のあり方を定めなければ内閣から離脱すると警告、内部分裂の危機に直面している。
イスラエルのガンツ元国防相は18日、ネタニヤフ首相に対してパレスチナ自治区ガザの戦後の統治計画を6月8日までに定めるよう求め、応じない場合は、戦時内閣から離脱すると警告した。ガンツ氏が求めた計画は、アメリカなどが入ったガザ地区を暫定的に統治する組織の設立などとなっている。
ガラント国防相も15日、イスラエルがガザ地区を占領し続けることは安全保障上、危険だと計画の策定を求めていた。
イスラエルメディアによると、これに対しネタニヤフ首相は「イスラエルの敗北だ。ハマスを無傷のまま残し、パレスチナ国家を樹立することになる」と批判した。