人手不足が深刻な状況の中、鹿児島県や鹿児島労働局などは5月15日、2025年春に卒業予定の高校生の県内就職を促進しようと、関係団体に要請書を提出しました。

「今後も引き続き、求人票の早期提出をお願いいたします」

要請書を提出したのは、県や鹿児島労働局、県教育委員会、鹿児島市の関係者です。

要請書では、2025年春卒業予定の高校生の県内就職を促進することを目的に、早めに求人を出すことと魅力向上に努めることを企業側に求めています。

一行は15日、あわせて5つの関係団体に対して要請書を提出しました。

県によりますと、就職を希望する高校生の県内就職の割合は、2023年3月末で61%、2024年3月末は59.7%で推移し、コロナ禍前よりは改善しているということです。

ただし、依然として人出不足は深刻な状況で、県などでは、鹿児島の将来を担う人材の確保に企業側と連携して取り組んでいく考えです。

県商工労働水産部・平林孝之部長
「インターンシップが一番、県内企業を認知してもらう即効性がある施策と
 思っているので、重点的に進めていければいい」

鹿児島テレビ
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