安芸市のバス会社が県内で初めて導入したハイブリッドバスを取材してきました。

野村舞アナウンサー:
「今やってきたのがハイブリッドバスですが、走行音がとても静かです」

ハイブリッドバスを県内で初めて導入したのは安芸市にある高知東部交通です。安芸より東にある12市町村を中心に路線があり、全部で26台のバスを所有。

このうちの1台が国や県の補助金を活用し、今年3月に県内で初めて導入したハイブリッドバスです。ディーゼルエンジンと電気で動くモーターが動力源です。

高知東部交通・坂本泰資社長:
「ハイブリッドバスの導入で燃費がよくなる。経費削減につながる。またCO2の排出量を削減でき、環境に優しいバスということで導入した」

通常のディーゼルバスより車両の価格は割高ですが、燃費は22%から33%向上、CO2排出量は18%から25%削減できるとされています。

もう1つの特徴がエンジン音。
こちらは平成元年から走っている年季の入ったバス。
ディーゼルバスの走行音:「ブルブルブルーゴゴゴー(大きなエンジン音)」
よく聞くバスの音ですね。

一方、ハイブリッドバスの走行音は「ブルブル、スーン」
聞き比べるとすごく静かですね。

あと気になるのは乗り心地です。
野村アナ、バスに乗り込み:「初めてのハイブリッドバス中はいたって普通の路線バス。あまり違いはないように感じます」
エンジンかける音:「ブルッ スーン」
実際に走ってみると…
野村アナ:「振動が少ないような気がする。乗り心地がいいスムーズな感じ」

このハイブリッドバスは安芸市と高知市中心部を結ぶおよそ42キロの路線を1日2往復半走っています。始点から終点までおよそ1時間半のバスの旅。快適な方がいいですよね。

高知東部交通・坂本泰資社長:Q社長乗り心地は?「最高です。へっへっへっ」

日頃から乗っている運転士は?
小松弘己運転士:「比較的バスも揺れないし、加速・減速も乗りやすいので、オートマということもあり、なかなか扱いやすい」

高知東部交通・坂本泰資社長:「環境に優しいということで皆さんに知っていただきたい」

多くの人を1度に運べることから環境に優しいといわれる公共交通。さらなる環境への配慮が始まっています。

高知さんさんテレビ
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