4月、学校給食で出された牛乳を飲んだ、児童・生徒が体調不良を訴えた問題についてです。各自治体では牛乳の提供停止が続いていて、宮城県塩釜市は代わりとなる飲み物の提供を始めました。

塩釜市の杉の入小学校です。5月10日、給食で牛乳の代わりに提供されたのは野菜ジュースです。

児童
「早く牛乳復活してほしい」

この問題は、4月25日、東北森永乳業の牛乳を飲んだ、児童と生徒少なくとも1000人以上が体調不良を訴えたことから、12の市と町で牛乳の提供停止が続いているものです。

塩釜市では不足する栄養を補うため、5月9日から乳酸菌飲料など代わりとなる飲み物の提供を始めました。

児童
「こうやって出てくれてるんで、ありがたい気持ちはあるんですけど、やっぱ牛乳のほうが良いかなって」
「牛乳の方がお腹たまるからよかったけど、こっちでもおいしいからまぁいいかなって」

塩釜市 杉の入小 青砥裕史先生
「喉が渇いたという子もいたので、こんな形でも出してもらえると助かります。学校の給食といえば牛乳かなというのがありますので、ぜひ早めに再開してほしい」

今回の問題について、東北森永乳業などが検査しましたが、これまでに原因は特定されておらず、各自治体とも牛乳再開のめどは立っていません。

仙台放送
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