南陽市で発生した山林火災は、9日の時点でほぼ消火できたとしていったん消火活動を終えていた。しかし10日朝、再び山から煙が見えるとして消防が消火活動をおこなった。

5月4日に南陽市宮内の秋葉山で発生した山林火災では、これまでの焼失面積が137ヘクタールに上り、県内では過去10年間で最大の山林火災となった。

消防は、火災がほぼ消火できたとして9日夕方でいったん消火活動を終えていた。
しかし10日朝6時ごろ、市内宮内を散歩していた市民が秋葉山の北側から煙が上がっているのを発見し、消防に通報した。

(南陽消防署・杉原利彦署長)
「“鎮圧”とは延焼の恐れがなく、ただ煙が出ないというわけではない。きのうのきょう(10日)で煙は出ているし、予断を許さない状況に変わりはない」

消防は複数の場所で煙が上がっていることを確認し、9時半から再び山に入り消火活動をおこなった。
10日に煙が出ていた9カ所の消火活動は、午後5時で完了したという。

さくらんぼテレビ
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