1万円札を偽造したなどとして通貨偽造などの罪に問われている男の裁判員裁判が始まり、被告は起訴内容を認めました。
  
通貨偽造・同行使などの罪に問われているのは、越前町天宝の川上史也被告(29)です。起訴状などによりますと川上被告は2023年9月に、自宅のカラープリンタで1万円札1枚を偽造し、福井市内で知人の20代の女性に性行為の対価として手渡し、使わせたとされています。
  
また川上被告は、2023年12月2日、自宅に乾燥大麻約1.5グラムを所持していたとして大麻取締法違反の罪にも問われています。
  
10日の初公判で川上被告は「2つに間違いない」と起訴内容を認めました。
 
検察側は、通貨に対する信用を害する悪質な犯行であることや、動機や経緯が身勝手であることなどを指摘。一方、弁護側は「被告人は深く反省して生活している」と主張していて、量刑が争点となります。

福井テレビ
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