今月17日からの高岡市の「伏木曳山祭」で、地震の影響で変更される「かっちゃ」の会場が山倉前の県道に決まりました。
9日開かれた伏木曳山祭実行委員会の全町会議で決まったものです。
山車同士がぶつかり合う「かっちゃ」の例年の会場は、能登半島地震による液状化被害の影響で使用できなくなり、実行委員会が別の場所を検討していましたが、9日までに地元住民の理解が得られ決まったということです。
今年の会場となる伏木本町の山倉前の県道は、100メートル以上の直線道路で、巨大な山車が方向転換できるスペースも確保できるということです。
ただ、今年の祭りは規模を縮小し駐車場や桟敷席は設けず、「かっちゃ」は無観客で実施されることになっていて、実行委員会は「伝統文化を継承し、震災からの復旧復興を心から祈願できる祭りにしたい」と話しています。