かつて「お茶」の産地として知られた宮城県富谷市では、5月10日、新茶の摘み取りが行われました。

富谷市の茶畑で行われた茶摘み式には、若生裕俊市長や関係者などおよそ30人が参加し、やわらかい新芽を丁寧に摘みとっていきました。

富谷市は、江戸時代から茶の生産が盛んでしたが、静岡県など他の地域に押され次第に減少し、市では、2017年から「富谷茶」復活を目指した取り組みを進めています。

今年は苗を植えた去年の夏が猛暑だったため、例年より葉の大きさが3分の2ほどになったそうですが、味に大きな影響はないということです。

参加した人
「一生懸命ね、肥料をやって手をかけて育てたので、やっぱり美味しくなってほしいですね」

富谷市 若生裕俊市長
「市民の皆さんに多くの皆さんに味わっていただいて、富谷の文化を味わってもらえるような、感じてもらえるようなお茶を作っていきたい」

今年はおよそ40キロを収穫する予定で、10月に行われる「街道まつり」で振る舞われます。

仙台放送
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