アメリカ議会でウクライナ支援の審議が難航する中、ホワイトハウスは、10日ゼレンスキー大統領が訪米し、バイデン大統領と会談を行うと発表した。
ゼレンスキー大統領のアメリカ訪問は、ロシアによるウクライナ侵攻以降、3度目。
ホワイトハウスは、12日に行う会談で、「ウクライナの人々を支援するアメリカの揺るぎない決意を示す」としている。
バイデン大統領は、2023年10月、ウクライナなどへの支援として15兆円あまりの追加予算を議会に要請しているが、共和党の保守強硬派が反対し成立していないほか、ホワイトハウスは、議会が予算承認しなければ年末までに支援の資金が枯渇すると訴えている。
このため、両首脳は、今回の首脳会談を通じて追加予算の必要性を議会や国民に訴えると見られる。