9月1日に公開された、山田洋次監督の90作目となる映画『こんにちは、母さん』。

主演を務める吉永小百合が、この作品で共演した大泉洋、YOUと『ボクらの時代』で鼎談、今まで共演した役者の中で、特に印象的だった人を明かした。

「お互いに気持ちが通い合って、一緒に芝居していると高揚した」

60年以上にわたり、数々の映画に出演してきた吉永。

YOUから今まで共演してきた中で印象に残っている人を聞かれると、「松田優作さん」と即答した。

初共演前、松田がスタッフに鉄拳を見舞わせたという話を伝え聞き、不安だったという吉永。

大泉洋・吉永小百合・YOU
大泉洋・吉永小百合・YOU
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そんな中、吉永が選挙の応援演説で新潟まで行ったことを知った松田は、本読みの際、吉永に「素晴らしいです」と握手をしてきたという。

「それでもう、お互いに気持ちが通い合って。一緒に芝居していると高揚して、また次もやりたいなと思っていた」という吉永だが、松田が亡くなってしまい再び共演することができなかったと明かした。

樹木希林が「あんた、なかなかいいわよ」

さらに、ドラマで共演し仲良くなった樹木希林との思い出も披露。

吉永が胎内被ばくした女性の役を演じた際、どうしても言えないセリフがあって、監督と話し込んだため共演者やスタッフを長時間待たせてしまったという。

すると共演していた樹木は吉永に対し、怒ることもなく「あんた、なかなかいいわよ」と言ってくれたといい、「待たされたけど、私、あんたを評価するわ」と思いがけない言葉をかけてくれたという。

それがきっかけとなり、吉永は樹木と深い仲になっていったと語った。

(「ボクらの時代」9月3日放送より)

「吉永小百合×YOU×大泉洋」

ボクらの時代
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