「ながら運転」で一発免停に

ついついやってしまう人も多いスマホの「ながら運転」…取材中に見つけたドライバーは運転中もスマホの画面から目を離さない。

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なんとプロであるはずのタクシー運転手までがオセロゲームに熱中している様子。

この10年間で倍近くに増えてしまった「ながら運転」。12月1日から始まるのが「ながら運転」の厳罰化だが、どう厳しくなるのか。

運転中に携帯電話を手に持って通話や操作をしたり、画面を見続けた場合の違反点数は1点から3点に。反則金も普通車の場合で6000円から1万8000円と3倍に引き上げられる。

それだけではなく、「ながら運転」で事故を起こしてしまうと違反点数6で免許停止処分。つまり“一発免停”になる。さらに、懲役や罰金の刑罰が科されることも…

「ながら運転」の危険性を検証

JAFが「ながら運転」の危険性について検証した映像。通常前を見ていれば道路にボールが飛んできても瞬時に反応できるはずだが…

実験ではスマホをいじりながら運転をしてみると、まったく気付かずにボールをはねてしまった。

もしこれが子供だったら…

さらに違反の対象ではないが、ハンズフリーで通話した場合はどうなるのだろうか?

こちらの実験でも会話に気を取られ、ブレーキを踏むタイミングが遅れてしまった。

赤信号で停車中はスマホを触ってもいいのか?

街で厳罰化について聞いてみると「赤信号で止まっているときは触ってもいいのか」、「グーグルマップを目の前に置いて運転したりするが、それはダメなのか」といった疑問の声も聞かれた。

気になる線引きだが、カーナビは基本的に見ても大丈夫だが、一般的な法解釈では運転中にカーナビを2秒以上続けて見てしまうとアウトとされている。

つまり最近はスマホをナビ代わりにしている人も多いと思うが、例えば置いてあるスマホでも2秒以上続けて見ると違反になる可能性がある。

続いて携帯電話だが、運転中スマホを使うのは当然アウトだが、赤信号で停車中の場合はセーフとなる。

ただし、青信号に気付くのが遅れて後ろの車にクラクションを鳴らされてしまったり、それがもとでトラブルになったりするケースもあるため、緊急の時以外は避けたほうがよいだろう。

(Live News it! 11月29日放送より)