フィギュア高橋大輔がアイスダンス転向を表明
フィギュアスケートの高橋大輔選手(33)が、アイスダンスに挑戦すると表明した。
9月26日午後5時ごろ、高橋選手は「2020年から村元哉中(かな)選手とカップルを組み、競技会に向けて新しい挑戦が始まります。さらなる高みを目指して頑張ります」とコメントを発表した
日本男子フィギュア界の歴史を塗り替えてきた、レジェンド高橋大輔選手。
オリンピックで日本男子初のメダルを獲得。さらに、2018年現役復帰を果たすと、4年のブランクをものともせず、全日本選手権銀メダル。不可能を可能にしてきた。
そして今年、驚きの発言。
高橋大輔選手:
今シーズンでシングルとしては、最後にしようかなってことで、次のシーズンからはかなちゃんと一緒にアイスダンスをやることを決めました
シングルからオリンピック種目でもあるアイスダンスへの転向を決断。
パートナーは、平昌オリンピック代表の村元哉中(むらもとかな)選手。
パートナーは平昌五輪代表・村元哉中選手
村元選手は平昌で15位だったクリス・リード選手とのペアを解消。新たなパートナーを探す中、2019年のはじめ...
村元哉中選手:
私から大ちゃんの方に連絡とって、「(アイス)ダンスに興味がある?」って聞いたんで…
高橋大輔選手:
「興味はあるよ」って話はしてたんだけど、ダンス今からやって間に合うのみたいな不安もあるし、「ちょっと考えさせて」ってことで終わったんですけど…
しかし、その後二人は夏のアイスショーで共演。実際に滑ることで思いが固まった。
高橋大輔選手:
1回滑ってやってみてめちゃくちゃ楽しくて、今までやってきたことと全然違う世界だった。僕も経験してみたいって気持ちが強くなって
フィギュアとはスケート靴も違う…2人での練習は
高橋が挑戦するアイスダンスは、『氷上の社交ダンス』とも呼ばれる種目。
特徴はジャンプがないこと。その分、二人の同調性や細かなエッジワークなど高い表現力が求められる。そして、シングルとは靴も違う。
高橋大輔選手:
靴も全然違うもん、種類が、かかとが…
こまかなエッジワークができるよう、かかとの部分に切れ込みがあり、より足首を動かしやすくなっているのだ。
しかし、シングルの靴に慣れた高橋にとっては...
高橋大輔選手:
めちゃくちゃ柔らかい。怖い、怖い
慣れないアイスダンス用の靴にも関わらず、ツイズルと呼ばれる片足での連続ターンをきれいに決めていく高橋選手。
村元哉中選手:
さすがです。エッジが変わると揺れたりすることが多いが全然揺れてない
そして、二人そろっての演技にも挑戦。きれいにそろっているようにみえたが...
村元哉中選手:
このタイミングの違いとか、全部あわせないといけない
シングルと違い、二人の同調性が鍵。滑ってはチェックを何度も繰り返す。
最後は、二人そろってのツイズル...
村元哉中選手:
まあまあ、いいんじゃない。最初にしては、いい感じ
オリンピックでメダルを取るほどの選手がアイスダンスに転向するのは世界でも異例。
高橋が見据える先は...
高橋大輔選手:
2022北京ですね、オリンピック。もうあと2年しかないからなかなか厳しいと思ってるんですけど、そこを目標にもちろんやっていこうかなと。やるなら。簡単じゃないことはわかってるんで
高橋大輔選手33歳、不可能を可能にしてきた男は...
高橋大輔選手:
また新しいことにチャレンジできるってことはすごく楽しみ