日本から何千キロも離れた東南アジアから2024年もはるばるあの鳥がやってきました。商店街のアーケードを間借りして子育て真っ最中です。

小さいお家のなかでぴったり寄り添うツバメのきょうだい。親鳥の気配を感じるとー
「ピーピーピーピー」

黄色いくちばしとまん丸の黒目がキュートです。高知市の升形商店街では20年ほど前からアーケードの軒先でツバメが子育てをしています。

升形商店街振興組合会長 田島明さん:
「子育ての真っ最中っていうのがわかる映像、4羽いる。2週間ぐらいたってますね。もうすぐ巣立ちじゃないでしょうかね」

ツバメは例年通り2024年も3月中旬に何千キロも離れた場所から子育てのためにやってきました。商店街でクリーニング店などを営む田島さんはヒナがカラスに襲われないようナイロンの糸を張りかえたり、フンの掃除をしたりと毎年ツバメの世話をしています。

升形商店街振興組合会長 田島明さん:
「子育てしている姿を見るとなごむし話題ができますね。子育ての様子を見ながらお客さんといろいろと話しあったり子供連れのお客さんも観察していただいて楽しんでもろうてます」

アーケードには20以上のツバメの巣があり、いまはこのうち15ほどの巣で子育ての真っ最中です。

商店街の女性
「かわいいですよ、ものすごく楽しみ。毎日ずーっと。毎日見てこんなに大きくなったなーって。親が来たらこんなに口あけてね、すっごくかわいい」

うぶ毛も生えそろっていない生まれて間もないヒナもいて、お父さんやお母さんがエサとなる虫をせっせと運んでいます。一方、身体が大きくなったヒナたちは、羽を広げたりして巣立ちの準備をしていました。

升形商店街振興組合会長 田島明さん:
「いま一回目の子育ての最中あと一回、よさこいが終わるころまで子育てやって、秋には帰りますので、それまでハラハラドキドキしながら、見送ることできたらと思ってます。また来年来てくれるかな、ぜひ来てもらいたい」

ツバメの子育てを間近で見ることができる升形商店街。ツバメは警戒心が強いので離れた場所からそっと見守ってほしいと田島さんは話しています。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。