19日、岸田首相が山形県酒田市の病院を訪れ、先週導入されたばかりの「遠隔診療」を行うための取り組みを視察した。

酒田市の日本海総合病院を訪れた岸田首相は、先週導入されたばかりの取り組み、「医療MaaS(マース)」を視察した。これは医療機器やカメラを備えた専用の車が、患者のもとに出向くことで、医師が病院にいながら遠隔で診療ができるというもの。

その後、山形県の吉村知事や病院の関係者と、意見交換を行った。

(吉村知事)
「人口減少と高齢化が加速している中、命と健康を支える医療福祉分野は、まさに県民生活の基盤」

吉村知事は「山形県は全国でも特に医師が少ない県だ」として、オンライン診療の充実に向けた支援を国に求めた。

(岸田首相)
「酒田などは先進的な事例である、高く評価されているとうかがっている。実際にこうした課題に取り組んでいる方々がどう考えているのか、どう感じているのか、こういったことについて直接聞かせていただき、ぜひこれからの政策にも反映させたい」

岸田首相は今後について「今後も現場と危機感を共有し、先進的な取り組みを進めていきたい」と話した。

さくらんぼテレビ
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