憲法改正に向けた国会論議の進め方について新たな提案があったが、溝は埋まらなかった。
衆議院の憲法審査会では、大規模災害などにおける国会の機能維持について議論が続いていて、先週、憲法改正の条文案の作成を呼びかけた自民党が、16日は「要綱案の提示」を訴えた。
自民党・船田議員「かなり議論が煮詰まってまいりました。具体的な要綱形式の資料を討議資料として、憲法審査会に提示をして、議論を進めるべきである」
公明党と日本維新の会が賛同する一方、立憲民主党は慎重姿勢を貫いた。
審査会では、改憲賛成の会派のみが「起草委員会」で条文化作業を進めるべきだとの“強硬論”も出たが、自民党で筆頭幹事の中谷議員は記者団に「幅広い会派が協議できる環境整備」を強調した。
