岡山市に本店のある中国銀行は不妊治療と仕事が両立しやすい職場環境の整備に取り組む企業として厚生労働大臣から認定を受けました。県内初、中国地方では2番目の認定となります。

中国銀行では不妊治療を受けるための休職制度や年次有給休暇を時間単位で取得できるなど不妊治療と仕事の両立をしやすい職場環境の整備に取り組んできました。

労働者への理解の促進など一定の基準を満たしたとして、5月9日に岡山労働局から加藤貞則頭取へ「プラチナくるみんプラス」の認定通知書が交付されました。「プラチナくるみんプラス」が認定されたのは県内では初めて中国地方では2番目です。

(岡山労働局 森實久美子局長)
「初めて県内で認定企業が出たのは大変うれしい。他の企業にもいい影響を及ぼすことを期待している」

(中国銀行 加藤貞則頭取)
「従業員が定着する。働きやすい環境を作る一端として広まってもらえたら」

不妊治療は、身体的・精神的負担が大きいだけでなく排卵周期に合わせた通院など、前もって治療の予定を決めることが難しい場合もあり、厚生労働省によりますと治療経験者のうち約25%が仕事との両立をあきらめ離職や治療をやめていることが明らかになっています。

中国銀行では男性の育児休業取得率が現在100%と子育てサポート企業としても認定されていて、引き続き、様々な人材が活躍できる会社の実現を目指したいとしています。

岡山放送
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