戦地から届いた手紙や特攻隊員の遺書を通して、戦争の時代を生きた人々の思いを伝える企画展「戦場からのことば~軍事郵便・遺書~」が、北九州市で開かれています。

会うことの叶わない我が子を慈しむ手紙や、束の間の平穏を伝える挿絵付きのハガキー。

会場には、軍事郵便として戦地から届いた便りや、特攻隊員がつづった遺書など約50点が並びます。

少年飛行兵として特攻作戦に参加し、19歳で命を落とした北九州市出身の中村正直さんが残した遺書ー。

『母さんご安心ください。正直は必ず勇奮健闘します』
『お母さんのご健康を祈ります』

先立つ息子がつづった最後の言葉が胸に迫ります。

戦争の記憶が薄れる中、兵士たちが残した「ことば」を通して平和の尊さを伝えるこの企画展は、北九州市の平和のまちミュージアムで7月15日まで開かれています。

テレビ西日本
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