三役復帰を決めた富山市出身の小結・朝乃山の五月場所への休場が決定的となりました。
関係者によりますと、8日朝、高砂部屋の朝稽古に参加した朝乃山は、4月の春巡業で痛めた右ひざのケガの状態を考慮したうえで、「五月場所の出場は控え、次の七月場所を見据えて稽古を行っている」と話したということです。
五月場所では2年半ぶりに小結に昇進し、三役での相撲が期待されていましたが、五月場所の休場は、最終的に9日、師匠の高砂親方と協議して結論を出す方針です。
朝乃山後援会の関係者は、「ケガの状態が心配。万全な状態で相撲をとってくれることを願っている」と話していました。
1週間ほど前まではギプスで患部を固定していたということで、8日の朝稽古では右ひざにテーピングを施し、軽めの四股、てっぽうなど基礎運動にとどめました。