5月26日の「県民防災の日」を前に、秋田市のホテルで8日、従業員が地震の発生を想定した避難誘導訓練に臨んだ。
訓練が行われたのは秋田市の秋田キャッスルホテルで、従業員など約70人が、震度6の地震発生を想定し、客の避難誘導に臨んだ。
従業員:
「地震です。強い揺れです。テーブルの下に隠れてください」
宴会場は、天井が高い上に照明が多く設置されていることから、客が照明の落下に巻き込まれないよう、テーブルの下などに身を隠すように指示する。
揺れが収まったら「頭を守って移動してください」と声をかけ、客をロビーに誘導。
別の従業員は、館内8カ所にある非常階段が安全に利用できるか、確認するポイントが書かれた「指示カード」を持って点検にあたっていた。
今回の訓練では、安全な場所に全員の避難が完了するまでに約17分かかった。訓練を通じて、命を守るための課題がみえたようだ。
秋田キャッスルホテル・西村一英総支配人:
「ホテルの建物が複雑なので、日々、時間のある時に避難経路を確認することも大切だと思った」
秋田キャッスルホテルは、今後も訓練を重ねることにしている。