特別支援教育が必要な子どもが増加していることから、富山県教育委員会は、支援・指導体制の充実に取り組みます。
県教育委員会によりますと、発達障害などがあり特別支援教育が必要な県内の小中学生は年々増えていて、去年5月時点で学校内に設置された「特別支援学級」の在籍者は2287人と、直近10年で2倍になりました。
また、通常の学級に在籍しながら一部は別室で、いわゆる「通級」により特性に応じた指導を受ける児童、生徒は3316人と3倍に増えています。
7日の会議では「通級」指導について、現在、「言語障害」「情緒障害」「学習障害」の3つに別れている教室を来年度統合し、障害の種別に関係なく利用できるようにすることが報告されました。
また、県教育委員会は、今年度、「特別支援教育コーディネーター」のリーダー研修会を実施し、地域の中核となる人材を育成することにしています。