日本維新の会の中条きよし参院議員は9日、国会内で記者団の取材に応じ、一部週刊誌で報じられた違法な高金利で知人に金を貸し付けていた疑惑について、初めて自身の言葉で釈明し、「事実無根」だと反論した。
中条氏は、「『1年でいいか』ということで、1年の約束で1000万円を貸した」として貸し付けを行ったことは認めた上で、その後「もう3年目に入って5カ月が過ぎようとしてますが、1円も入ってきてない、戻ってきてない」として返済が行われていないと説明した。
その上で、高金利の疑惑については「事実無根だ、私の手元に1年目と2年目の契約書があるが、金利の部分は空欄になっている」と述べ疑惑を否定した。
中条氏の取材対応に同席した藤田幹事長も報道は名誉毀損にあたるとの認識を示した。
一部週刊誌は、中条氏に関し、法定金利を大幅に超える「年利60%」で知人に1000万円を貸していたと報じていた。
中条氏側は1000万円を貸したことは認めているが、契約書の金利欄には何も書いていないと主張していて、無許可で貸金業を行うような違法行為はないと説明する一方、国会への資産報告への未記載について、5月1日に訂正している。
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