南陽市で発生した山林火災は、4日目の7日、午後6時前にようやく鎮圧状態となった。これにより市が出していた避難指示も解除された。

(リポート)
「火災の発生から4日目。火の勢いはだいぶ収まっているようだが、今も山からは煙が上がっている。きょう(7日)も朝からヘリによる放水作業、そしてこの後、消防団員などにる地上での活動も予定されている」

市によると、焼失面積は6日午後7時の時点で137ヘクタールと、東京ドーム30個分の広さに及んでいるが、住宅地側への火の拡大は抑えられているという。

7日朝は雨が降る中、午前6時半から自衛隊のヘリコプターが上空から放水を行い、地上からも消防隊などが消火活動にあたった。

この火事では、現場で初期消火をしていた70代の男性が両足に軽いやけどをしたほか、山頂付近にある山小屋と、トイレの2棟が全焼している。
7日午前、南陽市の白岩市長が現地本部を視察し、今後の見通しをこう述べていた。

(南陽市白岩孝夫市長)
「焼失面積の中でまだくすぶっている所が一部ある。それを現在、自衛隊や消防で消火作業をしている。早ければ本日中に鎮圧できればと頑張っている」

7日午後6時前に、燃え広がる恐れがなくなる「鎮圧状態」になった。
これにより市が出していた避難指示も解除された。

また県庁では、7日に緊急の対策会議が開かれ、8日から「特別警戒期間」を設定し、山林火災防止のキャラバンを急きょ実施することを決めた。

さくらんぼテレビ
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