海の上を疾走する水上バイクが、観光客を乗せた船に付きまとい、蛇行運転やジャンプを繰り返す。この危険ともいえる行為に、海上保安庁も警鐘を鳴らす。

観光船につきまとい蛇行運転やジャンプ繰り返す

ゴールデンウィーク中の日曜、北海道の函館湾で撮影された映像。

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猛スピードで疾走する水上バイク。その近くでは、クルージングを楽しむ客を乗せた観光船が走っている。
すると、水上バイクは旋回して、観光船の後を追いかけるように向かっていく。

そして、観光船に近づいていき、ジャンプ。
さらに今度は、猛スピードで向かっていき、船の後ろギリギリで、またジャンプ。観光船の後ろに発生した波を利用して、ジャンプを楽しんでいるのだろうか。

その距離はどんどん近づいていき、ぶつかりそうなほど近づく場面も。
水上バイクは観光船につきまとい、蛇行運転やジャンプを繰り返した。

目撃者によると、この映像の後も観光船の前や後ろを横切っていたという。

目撃者:
本当に目の前ですね、10m、20mとか。1時間弱はその辺にいたんじゃないでしょうか。去年あたりからいるように感じますね。

僅かな操作ミスで大事故になりかねない行為。
このような運転には、どのような問題があるのか? 海上保安庁に聞いた。

(海上保安庁の回答)
むやみに他の船に近づく行為は衝突事故の恐れがあるため、船舶職員および小型船舶操縦者法、さらに北海道の条例にも違反となる可能性がある。危険な行為を発見した。場合は、直ちに通報してほしい。 事実関係を調査し、対応をとっていく。
(「イット!」 5月7日放送より)