7日、急展開を見せた、栃木・那須町の河川敷で宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの焼かれた遺体が見つかった事件。
娘の内縁の夫である関根誠端容疑者（32）と不動産会社経営の前田亮容疑者（36）が死体損壊の疑いで逮捕された。
一連の事件での逮捕者は、6人となった。
新たに逮捕された関根容疑者を、捜査本部は事件の首謀とみている。
店の防犯カメラの映像では、サングラスをかけ、口元にはひげを蓄える関根容疑者の姿が確認できる。
亡くなった宝島龍太郎さんと写る写真の両腕には、タトゥーが彫られていた。
警視庁によると、関根容疑者は、宝島さん夫妻の娘と内縁関係で、娘が経営する会社の取締役だった。
宝島さん夫妻が経営する会社でも、マネージャーという立場で働いていたという。
関根容疑者について、宝島さんの店の近くで働く人は、「1年半前とかじゃないかな。（関根容疑者がこのあたりに）急に入ってきて、宝島さんの店の管理みたいな、手伝いをしてたんじゃない？」と話した。
4月15日の夜、宝島さん夫妻が乗り込んだ車を運転していたのが、7日に逮捕された前田亮容疑者（36）。
その後、関根容疑者もこの車に乗り込んだという。
関根容疑者は、不動産会社を経営する前田容疑者とともに、物件探しの名目で宝島さん夫妻と行動を共にしたとみられている。
4人を乗せた車は午前0時ごろ、前田容疑者の会社が管理する東京都内の空き家に到着。
宝島さん夫妻は、ここで暴行を受けたとみられているが、関根容疑者と前田容疑者がこの家に入ったかどうかは確認されていない。
この翌日、宝島さん夫妻は遺体で発見された。
内縁関係にある妻の両親の死に深く関わっているとみられる関根容疑者。
自宅近くに住む人は、普段の様子について、「30代くらいのご夫婦。比較的若い方々。派手か地味かっていうと、派手目な感じに見えました」と話す。
発覚から3週間後に、首謀者とみられる男が逮捕された今回の事件。
捜査本部は、犯行のくわしい経緯や動機について調べを進めている。
