ギリシャ・ヒオス島で5日、キリスト教のイースターを祝う伝統行事が行われた。教会同士が互いの教会へとロケット花火を打ち込むため、別名「ロケット戦争」とも呼ばれている。

まるで銃撃戦!?大量のロケット花火を打ち合い

エーゲ海に浮かぶ、ギリシャ・ヒオス島で目撃されたのは、夜空に打ち上げられた大量のロケット花火。

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数万発にも及ぶロケット花火が建物めがけ、ミサイルが発射されたかのように飛んでいく。これは、ヒオス島でキリスト教のイースターを独特な方法で祝う伝統行事だ。

ライバル関係にある教会同士が互いの教会へとロケット花火を打ち込むため、別名「ロケット戦争」とも呼ばれている。夜通し行われるロケット花火の打ち合いにより、教会近くの木には火が燃え移り、消防隊が消火にあたる場面もあった。

防護ネットに刺さった鉄の棒
防護ネットに刺さった鉄の棒

祭りが終わると、建物を守るために設置された防護ネットには、無数の鉄の棒が突き刺さっていた。

なおロケット戦争は、2つの教会のうち「どちらが派手に祝ったか」で勝敗が決まるというが、例年、お互いが自分たちの勝利を主張し譲らないため、勝負は次の年に持ち越されるそうだ。
(「イット!」 5月6日放送より)

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