劇作家で演出家、俳優の唐十郎さんが亡くなった。
84歳だった。
唐さんは、明治大学文学部演劇学科に在学中から俳優活動を始め、1967年に東京・新宿の花園神社境内で「紅テント」の公演を行うなど、アンダーグラウンド演劇の旗手として日本の演劇界をけん引した。
2021年には、文化功労者に選ばれている。
唐さんは、1日に自宅で転倒し緊急搬送され、4日夜に急性硬膜下血腫のため亡くなったという。
訃報を受けて、唐さんの息子で俳優の大鶴義丹さんは「最後まで芝居を愛して、芝居に愛された、最高に幸せな人生だったと思います」とコメントを発表している。