バレーボール女子日本代表キャプテン・古賀紗理那選手(27)。
夫婦でパリオリンピックを目指す日々を追った。
【Live News days パリオリンピック企画】

「パリ五輪は特別な場所」バレーボール女子日本代表・古賀紗理那選手

4月下旬、鹿児島・薩摩川内市で行われた女子日本代表の合宿。
本番さながらの練習が続いていた。

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チームを率いるのは、エースでキャプテンの古賀紗理那選手。
そんな彼女にとって、パリオリンピックは特別な場所となる。

古賀紗理那選手:
(オリンピックは)これが最後ですね。パリが最後だから、キャプテンをやりました。パリに懸けているので、私は。

2023年秋、石川祐希選手などが活躍したバレーボール男子日本代表は、16年ぶりの自力での出場権を獲得。

一方、女子はあと1歩のところで出場権を逃し、悔しい思いだけが残った。

古賀紗理那選手:
(出場権を)取れなかったというのは私の責任でもあると思いますし、もっと強くならないといけないなと。 

古賀選手を支える夫・西田有志選手

そんな古賀選手を支え、切磋琢磨(せっさたくま)している存在が、男子日本代表で、夫の西田有志選手(24)。

西田有志選手:
何かしら思い出になると思いますよね、そこ(パリオリンピック)に2人で出たら。そこはもう2人で、「最高やったね」みたいな話ができる大会であればなというふうに思いますね。

古賀紗理那選手:
お互いの存在が、心とかプレーとかもタフにできたらいいなぁと。

練習後の女子日本代表・眞鍋政義監督(60)とのやりとりでは、話題は技術に加え、体幹トレーニングに力を入れる古賀選手の腹筋に。

── 1日に何回腹筋トレーニングを?
古賀紗理那選手:

500、600回? 暇なときは「×2」やっています。

4月中旬、決意を新たにする出来事があった。

この日、代表チームは能登半島地震で避難生活を続ける人たちと交流した。

能登半島地震の被災者:
感激して涙ウルウルする。やっぱり元気になったね。

古賀紗理那選手:
「来てくれてありがとう」とか、本当に言っていただいて。結果を残すことが私たちにできることだと思うので、一生懸命プレーしたいなという。

「ネーションズリーグ」で出場権獲得へ

女子日本代表が挑む戦いの舞台は、5月中旬から始まる国際大会「ネーションズリーグ」。

パリオリンピックへの出場枠は、残り5カ国。
1次リーグが終了する6月16日時点の世界ランキングで決まる。

古賀紗理那選手:
勝つべきところで勝って、ポイント稼いで、まずはしっかり確実に出場権を取る。自信持ってパリオリンピックに行きたいと思うんで。

西田有志選手:
自分が一緒のことやれって言ってもやれないぐらい努力してるから。そこは本当に頑張ってるなというふうに思います。VNL(ネーションズリーグ)で勝っていく姿をお互いに見せ合えたらなというふうに思います。

夫婦でパリオリンピック出場へ。
勝負の時が近づいている。
(「Live News days」5月2日放送より)