自然豊かな東京・青梅市。川沿いを歩く男性は、ラフティングのインストラクター 柴田大吾(しばた だいご)さん。

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この地域の美しい自然に惚れ込み、10年以上、川の清掃活動に取り組んでいる。

「自然豊かな川や山がある場所なので、みんなで楽しく大切に使っていきましょうというのが一番大切な事かなと思いますね。」

そんな柴田さんが懸念しているのが、バーベキュー客によって放置されたゴミ。
特にゴールデンウィークを迎え、放置されるゴミは何倍にもなってしまうそうだ。

「河原でバーベキューをするのにいい季節ですけど…。新緑で人が多くなるので、ゴミも増えてきますし。」

そこで、柴田さんたちNPO団体と青梅市が連携して作った看板。

“注意”や“禁止”という言葉が並ぶ看板とは少し様子が違う。
具体的には、「ゴミの放置禁止!」ではなく、「今残さないことで未来に残す」。
つまり、このような願いを“呼びかける”形の看板を作ることで、ゴミ問題を解決に導こうと奮闘している。

「願いを込めた看板で、自然を楽しむ人々の心に響いてほしい。」そんな思いを持つ柴田さんが伝えたいこととは。

「外から来る人に対して、保守的になるとか閉鎖的になるということじゃなくて、この場所を大切に思ってる人が、この場所にはたくさんいるんだということを、ビジター(観光客)の方にも感じていただけるとうれしいですね。」

訪れた人々に自然を美しく保ちながら、楽しんでほしい。

人にも自然にも優しい気持ちがこもった柴田さんの活動はあすも続く。
(「イット!」4月26日放送より)