新入幕優勝を果たした尊富士関。
相撲界のニュースター凱旋(がいせん)パレードに沿道に大勢の人たちが詰めかけた。

1日午後4時、青森・五所川原市に湧き上がった大歓声。

叫んでいたのは、地元が生んだ相撲界のニュースター・尊富士関(25)の凱旋パレードに集まった人々。

尊富士関「緊張はしてませんけど、本当にきょうは多くの女性ファンの方、男性は見えなくて、すみません」

パレードの主役は、独特のトークでも沿道を埋め尽くした多くの地元ファンを沸かせた。

3月の春場所で、110年ぶりとなる新入幕優勝を果たした尊富士関。

快挙達成後、初めて地元に帰った尊富士関は朝から大忙し。

大歓迎を受けた市役所では、五所川原市で初となる市民栄誉賞を受賞。

さらに、青森県からも県褒賞を授与されるなど、受賞ラッシュとなった。

そのころ「イット!」が直撃したのは、熱い声援を送りながら孫の偉業達成を見守った尊富士関のおじいちゃん。

尊富士関の祖父・工藤弘美さん「ほっぺにチューしたい」

地元に凱旋した孫とは4月30日、優勝後初めて再会したという。

尊富士関の祖父・工藤弘美さん「夕べうちに来た。泊まるって。全国的に有名になっちゃった、日本一? 優勝したから周りがうるさくなった。なんで優勝したんだろうね。夕べ(尊富士関に)言ったんだよ、『なんで優勝したんだ?』ってな」

その尊富士関は、午後1時半から生まれ育った五所川原市金木地区でもパレードに臨んだ。

尊富士関「110年ぶりに金木町に集まっていただき、本当にありがとうございます。きょうはきれいな女性が多くて驚いています」

幼いころから尊富士関を知る近所の人たちが集まり、パレードを見守った。

幼少期から尊富士関を知る人「尊富士、かっこよかった。小さい頃しか覚えていないので、大きく立派になったんだなって、うれしくなった」

夏場所に向け、地元の期待がさらに高まる尊富士関。

気になるのは、春場所で痛めた右足首の回復状況。

尊富士関「(Q. けがの回復状況は)順調かどうかわからないけど、スポーツをやっていくので、けがはあるので、それを超えないと強くなれない」

注目の大相撲夏場所は、5月12日に初日を迎える。

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