青森・八戸市の蕪島(かぶしま)に21日、3万羽以上のウミネコが集まった。

蕪島はウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されていて、ウミネコの保護監視員が天敵からウミネコを守るため、24時間監視しているという。

島全体を埋め尽くす、ウミネコの大群

青森・八戸市で、ウミネコの大群が辺りを埋め尽くしていた。

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太平洋に面した場所にある、蕪島。ウミネコの繁殖地として、国の天然記念物に指定されている。

蕪島は飛来したウミネコで島全体が埋め尽くされていて、足元までウミネコでいっぱいだ。

毎年3月ごろから飛来するといい、その数は約3万羽。くちばしをかみ合って縄張り争いをしたり、卵を温める姿もあった。

担当者によると、4月11日に初めて卵が確認され、現在、産卵のピークを迎えているという。

3万羽のウミネコに、東京から来た人は「びっくりしました。逃げないし。こんなに数がいるのは初めて」と驚きながら話した。

24時間体制で保護監視員が巡回

蕪島では、ウミネコを天敵から守るため24時間、監視しているという。

ウミネコ保護監視員・山内亮さんは「(天敵は)キツネやカラス、トンビ、ハヤブサなど。私たちが巡回して守り抜いています」と話す。

産卵のピークは5月初めごろまでで、中ごろにはヒナが誕生するという。
(「イット!」 4月26日放送より)

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