台湾東部で最大震度6強を観測した地震の発生から、丸2日が過ぎた。観光地・太魯閣渓谷では、道路が寸断され、山の中に取り残された人たちの救助活動が続いている。

観光地・太魯閣公園の入り口から、FNN上海支局・沖本有二支局長が中継でお伝えする。

太魯閣公園の入り口からFNN上海支局・沖本有二支局長の中継
太魯閣公園の入り口からFNN上海支局・沖本有二支局長の中継
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FNN上海支局・沖本有二支局長:
奥に見える大きく崩れた山の様子が、地震の爪痕の深さを感じさせる。この山の向こうで、多くの人が救助を待っている状況。

今回の地震では、当局からこれまでに10人の死亡が発表されていたが、5日午前、山の中から2人の遺体が見つかり、死亡者はあわせて12人となる。

また1106人がけがをしたほか、安否確認ができていない人が18人、道路の寸断などで取り残された人が705人で、そのほとんどが、この公園の中にいる。

寸断された道路の復旧には時間がかかる見込みで、けが人や体調の悪い人はヘリで優先的に救助を進めていて、5日朝も9人がヘリコプターで運ばれた。

5日朝も最大震度4の地震が起きている。孤立した人たちの多くは、山の中のホテルなどで待機できているとみられているが、トンネルの中に閉じ込められている人も数多くいるという。

5日は朝から霧や雨が降っているため、救助活動や捜索活動の難航も予想され、一刻も早い救助が待たれる。

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