大谷翔平選手の元通訳で、ドジャースから解雇された水原一平氏の「賭博告白インタビュー」を引き出したスポーツ専門チャンネル「ESPN」の記者がFNNの取材に応じ、大谷選手が事態を認識した経緯について話した。
ESPNのティシャ・トンプソン記者は、関係者への取材で、20日の初戦の後、ドジャースの幹部と選手が集められ、水原氏が謝罪と釈明をした際の様子が明らかになったとしている。
トンプソン記者:
「近しい関係者によると大谷選手はアメリカに住み、ある程度の英語を理解していた」
大谷選手はこのミーティングの際、「ギャンブル」「借金」などの単語を聞き取り、初耳だったのか、詳細を知るために周囲にたずねたという。
トンプソン記者:
「複数筋によると、大谷選手はその時に銀行口座からから金がなくなっているのに気づいた」
直近の水原氏のインタビューで、借金を肩代わりをした形で大谷選手自身が送金の操作をしたという内容が180度変わったことになり、トンプソン記者が水原氏に「嘘をついたのか?」とたずねると、水原氏は「そうだ」と答えたということだ。
また、現時点で、送金先の関係者は訴追されておらず、捜査当局は大谷選手や水原氏に接触をしていないという。