北陸新幹線の福井開業に合わせ、JR福井駅前に高さ120mと110mの二つのビルなどで構成される新たなランドマーク「フクマチブロック」が開業する。中でも注目されている個性豊かな29店舗が入るフードホールに、ひと足早くカメラが入った。

福井を知って楽しめる「フクマチブロック」

「フクマチブロック」は新幹線開業日の3月16日、一部施設が先行オープンとなる。

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目玉が1階フードホール「ミニエ」で、5つのエリアに飲食店や土産物店、醸造所などが軒を連ねる。

まず入口付近にあるのが「物販・POPUP」エリア。越前和紙や越前漆器など福井県内7つの伝統工芸品を集めたセレクトショップになっている。土産物店としてだけではなく、アンテナショップとしての発信も担う。

「SAVA!STORE」店主・大畑恵美子さん:
まずは福井駅でこの店に来てもらい、福井にはこんなものがあると知って、その産地に出向いてくれたら嬉しい。

“はしご酒”できる「ふくまち横丁」

この物販エリアの奥に進むと「ふくまち横丁」ののれんが。

コの字型のカウンターが並び、屋台のような雰囲気だ。とんかつやそばなどの店が並び“はしご酒を楽しんでほしい”との思いから、低価格帯のメニューが豊富に用意されている。

ふくまち横丁を抜けると、ガラスの向こうに大きなタンクが見える。出来立てのクラフトビールを味わえる醸造所を兼ねたバースペースで、常時8種類のビールを提供。フードホール内で買った料理とのペアリングも楽しめる。

「OUR BREWING」店主の岡田朋大さんは福井の盛り上げに貢献したい、と意気込んでいる。

地元の人も利用しやすいランドマークへ

そして「OUR BREWING」の隣にあるのが、北陸三県の旬な食材を集めたローカルマーケット。

季節に合わせて1000~1200種類の食材を扱い、北陸3県を中心に生産者のこだわりが詰まった食材や商品を販売する。新幹線開通後、観光客だけでなく地元の人も利用しやすいようにと普段使いの商品も取り扱う。

他にも、海鮮巻きの専門店など、イートインとテイクアウトができる9店舗が入るエリアもあり、様々なニーズに対応する。

オープンは、新幹線開業日3月16日の午前11時。今まで福井になかった景色や味を楽しめる場所として、にぎわい創出が期待されている。

(福井テレビ)

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