讃岐(さぬき)うどんの本場である香川県のうどん店に、10年以上前からバレンタインの期間だけ販売される限定メニュー、その名も「カカオうどん」。一体どんなメニューなのか、取材した。
カカオとワカメ カツオだしとの相性抜群!
バレンタインの限定メニュー「カカオうどん」を販売したのは、香川・高松市松縄町にある「元祖わかめうどん大島家」だ。
この記事の画像(5枚)器には茶色と緑色の2色の麺が並び、茶色い麺にはカカオとシナモンが練り込まれている。口にふくむとカカオとシナモンの香りがいっぱいに広がり、だしにはカツオが使われているが、相性抜群でおいしいという。
そして、隣に入っている緑色の麺は何かというと…。
元祖わかめうどん大島家・大島淳一店長:
ワカメと季節の麺の2種類を1つの丼ぶりに入れて、季節の麺は2~3日で変えている。ワカメの麺は先代が最初に作ったのだが、体が悪かったので、塩を使わずにうどんが食べられたらということで(塩の代わりに)ワカメの粘り成分で麺を作ったのが始まり
塩を使わないこの店では、一般的な白い麺ではなく、香川県産の小麦にワカメを練り込んだ麺と季節ごとに旬の食材を練り込んだ麺を、ハーフ&ハーフで提供している。
カカオは10年以上前から…限定ちくわも
店長の大島さんによると、バレンタインに合わせた旬の食材としてカカオとシナモンを使い始めたのは10年以上前からで、期間中はどのメニューを頼んでもこの麺で提供される。
元祖わかめうどん大島家・大島淳一店長:
バレンタインはチョコレートなのでカカオ。あとは寒い時期に体温を上げるのに良いとされるシナモンを入れている。カカオは豆類で、豆関係は色々とやっていたのでたぶんいけると思った
また、この店ではバレンタイン限定の商品として、「チョコちくわ」も販売した。高松市の老舗練り物店「矢野商店」と協力して作ったもので、中にはカカオとピーナッツが入っている。
バレンタイン限定の「カカオうどん」について、大島さんは「お客さんの驚く顔を見るのが楽しみ」と語り、今後も続けていきたいとしている。
(岡山放送)