今、食べておきたい旬の魚「マダコ」。実はオスとメスで食感が違い、それぞれに適した料理があるという。その食感の違いと見分け方について、タコが名産の広島の市場で魚屋さんに教えてもらった。
タコの旬は夏と冬の年2回
広島・江田島で取れたマダコ、3kg以上の大物だという。
この記事の画像(9枚)タコの旬は7月初旬ころのイメージがあるが、実は夏と冬、年に2回、旬がある。
広島市中央卸売市場 吉文 吉本崇仁専務:
今は冬で1番いい時。1月、2月中旬ぐらいまではずっといい。値段も安くなっているので、食べるのなら今がいいと思います
タコはオスとメスで、値段に差はないが、身の質感にそれぞれの特徴があるという。
刺身は食感の強いオス、おでんは柔らかいメス
吉文 吉本崇仁専務:
メスの方が柔らかくていいという人もいるし、食感が強いのはオスなんです。生で刺身で食べるならオスのほうがいいと思う。煮込みとか、今の季節ならおでんにするのならメスのほうが柔らかい
とはいえ、タコはオスとメスを分けて売られていない。では、タコのオスとメスはどうやって見分ければいいのか?
吸盤に大きいのがあるのがオス、均一なのがメス
吉文 吉本崇仁専務:
足の吸盤が大きさが揃っているのが分かりますか。これがメスです。オスは逆に吸盤の大きいのがある。大きい吸盤があるのがオス
実際に鮮魚店で見分けて、食べ比べてみるのも一興かも。メスは産卵期で卵を持っていて卵もおいしい。
食べ方は塩でもんで軽くゆでて、少しレアな状態の「ゆでだこ」、おでん、天ぷら、唐揚げ、煮込みと、何にしても今はおいしいとのこと。
(テレビ新広島)