能登半島地震による避難生活が長引く中、課題になっているのが「ペットとの避難生活」。被災地では、獣医師が無料で相談や診療を行うなど、支援を続けている。
この記事の画像(23枚)被害が大きかった石川・輪島市の避難所に派遣されたのは、石川県獣医師会がペットの無料相談や診療を行う移動診療車。
獣医師:
くじいたりとかじゃなくて、何か刺さったのかな。
獣医師:
良くなってますから様子見でオーケー。大丈夫です
池端三喜子さん:
『大丈夫です』と言われて一安心です。すごく助かりますよね
被災した池端三喜子さんとその家族は、愛犬「まめ」と同伴できる避難所に入れず、職場の高齢者施設で生活している。
県内には、ペットと一緒に避難できる場所が少なく、避難生活が長引く中で大きな課題になっている。
池端三喜子さん:
斜めになった家で寝ようかと言っていたけど、職場の高齢者施設の施設長さんが『犬連れでもいいよ』と言ってくださった。こういう状況でぜいたくも言えないけど、やっぱりね、外に出すのはかわいそう。震えているのにと思って
石川県獣医師会は、ペットを当面1カ月、無料で預かる取り組みを始めていて、現在、およそ150匹の猫や犬などを預かっているという。
石川県獣医師会・山辺泰雅開業部会長:
地元のかかりつけの病院が対応できればいいんですが、まだまだその態勢が各病院で整っていない状況です。要望があれば、いろんな地域に巡回したいと思っています
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(23枚)