能登半島地震の発生からまもなく1カ月がたとうとしているが、石川県内では、いまだ19人が安否不明となっている。石川・輪島市では、複数の住宅が土砂崩れに巻き込まれ、安否不明者の捜索活動が続いている。
この記事の画像(5枚)輪島市市ノ瀬町では、地震の影響で複数の住宅が土砂崩れに巻き込まれ、甚大な被害が起きた。
この地区で暮らし、今も安否がわかっていない瓦屋根職人の垣地英次さん(56)が土砂崩れに巻き込まれたとみられている。
30日は午前9時から午後4時半まで、消防や警察など270人態勢で重機などを使った捜索活動が行われたが、発見には至らなかった。
弟が安否不明・垣地弘明さん(58):
捜索していただく職員の方、みんな声を出し合いながら一生懸命、探していただいている。早くみなさんが捜しているのに応えてやってくれよと、早く出てきてくれと。早く見つかって、早く顔を見たいなと思っています。
輪島市と珠洲市では、あわせて19人の安否がわかっておらず、連日、消防や警察などによる捜索活動が行われている。