能登半島地震の発生から1カ月がたとうとしているが、石川・輪島市で複数の住宅が巻き込まれた土砂災害の現場では、今も安否不明者の懸命な捜索活動が続く。

輪島市・市ノ瀬町では地震で大規模な土砂災害が発生し、複数の住宅が巻き込まれる甚大な被害が出た。現場では午前9時から、消防や警察など270人態勢で重機などを使って懸命な捜索が続いている。

弘明さんは毎日捜索の様子を見守っている
弘明さんは毎日捜索の様子を見守っている
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この地区で暮らし、今も安否が分かっていない瓦屋根職人の垣地英次さん(56)は、土砂災害に巻き込まれたとみられている。毎日捜索の様子を見守っている兄の弘明さん(58)は、「弟がまだ見つからないということで、1秒でも早く顔を出してくれと。(1カ月たつが)気持ちは何も前にいってないような、そんな感じだと思います」と話す。

現場では、大量に堆積した土砂を重機やスコップでかき出すなどの作業が続いている。捜索活動は午後4時頃まで行われる予定。

<フジネットワーク サザエさん募金>能登半島地震救援

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