能登半島地震の被災地もこの後、雪が降り続く見込みだ。石川県輪島市から中村記者が中継で伝える。

損傷受けた建物に雪積もり、倒壊の懸念も

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中村香月記者:
輪島市河井町からお伝えします。私はきのうからこちらで取材していますが、雪は降ったりやんだりが続いていて、時には晴れ間も見えます。ただ、気温は上がらず、厳しい寒さが続いています

中村香月記者:
地元の人にお話を聞いたところ、今回の雪は厳しい冷え込みなどの影響で雪質が軽く、およそ2週間前に降った雪と比べて処理しやすいということです

中村香月記者:
一方で、損傷を受けた建物に雪が積もることで、倒壊への懸念の声が聞かれました

住民:
余震で家が近づいていたので、雪で重みが増すと危ない。なんとか積雪なしに復興のスケジュールを組めるといい

中村香月記者:
また、いまのところ道路に雪は積もっていませんが凍結していて、車が注意深く通過している様子が多く見られました。被災地ではきょう夜遅くにかけて大雪が降る恐れがあり、引き続き注意・警戒が必要です

輪島市の一部の小中学校 子どもの受け入れ再開

こうしたなか、輪島市の一部の小中学校で、子どもたちの受け入れが再開した。

桜井福大記者:
雪が降る中、子ども達が学校に登校し始めました

輪島市の門前東小学校では、この小学校の児童に加え、近隣の小中学校2校の児童・生徒も受け入れることとなり、朝から次々と登校した。

近隣中学校の2年生:
寒いです。久しぶりに友達に会えるので楽しみです

近隣小学校の4年生:
緊張しています。知らない子に会ったら「ともだちになろう」って話しかけたいです

学校は、当面、授業は行わずに心のケアやレクリエーションを中心に行い「子どもたちが集える場所を確保したい」としている。 

輪島市では、別の小中学校2校が今月下旬の受け入れ再開を目指しているが、7つの小中学校では再開の見通しが立たない状況が続いている。

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