能登半島地震から18日目を迎えた。これまでに亡くなった人は232人、安否が分からない人は22人となっている。被災地では未明から雨が降り続いていて、少しの雨でも土砂災害など新たな災害に警戒が必要だ。

被災地に再び雨 「警戒」発表か 

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18日は石川県をはじめ西日本から東北の広い範囲で雨が降っている。未明から雨が降り続く石川県輪島市では…。

沼田海征記者:
土砂が滑り落ちて川がせきとめられ、ひび割れた県道の下を水が通っているということです。

河原田川では、本来流れる川の水のルートが変わっているという。

また、川がせきとめられた「土砂ダム」からあふれたとみられる水も確認できる。

今回の雨でも決壊の恐れがあるため注意が必要だ。被災地では、18日夜にかけて雨が断続的に降る予想。

地震によって地盤が緩んでいるため土砂災害が発生しやすくなっている。このあと大雨警報が発表される可能性もあり、少ない雨でも警戒が必要だ。

また、予想最高気温は11度だが、雨が降るため体が冷える可能性がある。できる限りの寒さ対策をしてお過ごしいただきたい。

「輪島朝市」一斉捜索続く 雨の中、二次被害懸念も

地震後の火災でおよそ200棟が焼失した輪島市の朝市通りでは、安否不明者の捜索が続けられている。喜多島記者が中継で伝える。

喜多島一輝記者:
輪島市の朝市通りからお伝えします。雨はパラパラと断続的に降っていて、火災のあった現場は地面が水分を含んで湿っています。

喜多島一輝記者:
午前9時ごろから警察などによる安否不明者の一斉捜索が始まり、私の後ろでは警察官が瓦礫をバケツリレーで運び出しています。

喜多島一輝記者:
現場の消防隊員に話を聞くと、雨の中の捜索は、水を含んで重たくなった建物が崩れる危険や足元が滑りやすくなるなどの大変さがあるということです。

喜多島一輝記者:
輪島朝市で家族を亡くし、火災後この場所を初めて訪れたという男性は想像以上の被害の大きさにため息をつき、「捜索する人たちには、二次被害に気をつけて無理をしないでほしい」と話していました。
(「Live News days」1月18日放送)

<フジネットワーク サザエさん募金>能登半島地震救援

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